【業績アップの可能性を見過ごしていませんか?】


2週間ほどメルマガの配信を休ませていただきました。


この間、セミナー開催の準備などで手いっぱいで、

なかなか時間をとることができませんでした。

申し訳ございませんでした。


そのセミナーも一昨日で無事に終了いたしました。

東京と大阪で20社以上の方々にご参加いただきました。

大変ありがとうございました。


今日からまたメルマガ配信を再開させていただきますので、

どうぞよろしくお願いいたします。



さて、もうすぐ2月になります。


2月は、多くの観光施設にとって、

オフシーズンといわれる時期となり、

1年中でもお客様の利用が少ない月です。


スキーで賑わうスノーリゾート地域は別として、

2月の集客と売上には課題を感じている方々は、

多いのではないかと思います。


この2月という月に・・・


ぜひ時間を使って進めてみていただきたいことは、

『集客ツールの改善』です。


ここで言う「集客ツール」とは、

施設のパンフレットやチラシ、割引券類、マップなどの

宣伝営業に使われる紙のツールをさします。


それらの「集客ツール」を、

今よりももっと反応(反響)がとれるツールへと

改善、改良していただくことが、

多くの観光施設の業績アップのポイントだと感じます。



「このパンフレットですか?

そうですね、もう10年ぐらい使ってますけど・・・」


観光施設の経営相談をさせていただく時に、

ふつうに聞かれる言葉です。


10年とはいわないまでも、

一度パンフレットなどの「集客ツール」を作ったら、

5年程度は、「まったく改善を考えない」というかたちで、

施設の宣伝営業を行っている観光施設が多いのですが、


実は、そこに集客アップの可能性(チャンス)が

隠れているのに「もったいない」と思います。


改善、改良とテストを繰り返しながら、

反応がとれる「集客ツール」を作り続けていくことで、

集客力がだんだん高まってくるのです。



パンフレット1部、チラシ1枚、割引券1枚の

「完成度(品質レベル)」にこだわり、


集客をするための武器として、

それを磨き上げていくことが大切です。


それに終わりはありません。


『集客ツールは、常に進化を続けるもの』です。


『集客ツールの進化が(業績の)変化をもたらす』のです。



あるところに若いきこりが暮らしていました。

ある日、きこりの若者が、

師匠のきこりから言われました。


「この森の木を毎日50本、切り倒せ!」


若いきこりは、

「50本ぐらい簡単だ!」と思ったそうです。


はりきって仕事をはじめた若いきこりは、

1日目に70本の木を切り倒しました。

「思った通り!この調子でやろう!」


翌日もやるき満々で仕事をしました。

その日は、ちょうど50本の木を切り倒すことができました。

「よしっ!今日も目標は達成だ!」


そして3日目、

1日がんばって、切り倒すことができたのは、

40本の木という結果になりました。

「あれっ?おかしいな?昨日と同じぐらい働いたのに・・・」


そして4日目、

その日も50本を目標に、一生懸命がんばりましたが、

1日で切り倒せたのは、30本の木になってしまいました。


翌日からも、

もっともっと必死に働きましたが、


25本・・・20本・・・

だんだんと切り倒せる木の数は減っていくばかりでした。


そこで若いきこりは、

師匠のきこりのところへ行きました。


「師匠!1日で50本も木を切るなんて無理なことです!」



それを聞いた師匠が答えました。



「最後に斧を研いだのはいつだ?」



観光施設の集客強化に必要なのは、

今使っている斧(集客ツール)を研ぐことです。


その仕事に大切な時間を使いましょう。

それがオフシーズンの2月です。


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□■ 観光施設 今日の仕事のヒント 
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『集客ツールの改善、改良は、成果を上げるために優先すべき仕事』


“仕事のヒント”にピンと来たら、まず行動!それが未来を創ります。

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★編集後記★
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「どんな道具を使うか!?」で、

仕事の効率や成果が大きく変わってくるのは、

誰もが経験のあることだと思います。


もちろん、便利だからと言って、

手に入れるのが難しい道具もありますが、


観光施設のパンフレットやチラシ、割引券などを

宣伝営業のための道具と考えれば、

「もっと良い道具を手に入れる!」ことは、

難しいことではありませんね。


急がばまわれ!です。


今使っている“道具”よりも、

“もっといい道具”が用意できないか、

考えてみてください。


2015.01.28発行号
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宮内直哉の『1分で読める 観光施設 仕事のヒント』  |Vol.573
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