【営業活動、広報宣伝強化は、観光施設の悩みのひとつです】


観光施設から相談を受ける時、

「スタッフが少ないので、営業に手が回らない・・・」

「経験のある者がいなくて、広報宣伝が滞りがち・・・」

というような話しをよく聞きます。


これは多くの施設が抱えている悩みのひとつです。


営業活動や広報宣伝に力を入れて、

集客アップを目指したいとは思いながらも、


限られた人員(スタッフ)では、

かけられる(人的)パワーに限度があって、

なかなか前に進めないという状況です。


「もっと営業スタッフ(担当者)がいたら・・・」


「もっと経験のあるスタッフ(担当者)がいたら・・・」


そう考えてみても課題の解決にはならないし・・・


そんな時は、

こんな風に考えてみてはいかがでしょう?



『社外の人たちを営業スタッフに変える』


つまり、

自社の営業スタッフ(広報宣伝の担当者)が

仮に1人~3人しかいないとしても、


近隣の宿泊施設などの営業スタッフの方々に

自社の広報宣伝の役割を担っていただくということです。


それにはもちろん、

“仕組み作り”と“関係作り”が必要なのですが、

例えば、こんな経験談にヒントが隠れています。



私が、ある観光施設を運営していた時、

その施設から車で10分ほどのところにある

ホテルの方が尋ねてきました。


「宮内さん、やっとパンフレットができましたので

お持ちしました!」


笑顔でそう言って、

印刷からあがったばかりのパンフレットを

私に差し出しました。


「それは良かったですね!見せてください。どれどれ・・・」

とパンフレットをめくると、


ホテルの宿泊案内の情報とあわせて、

いくつもの観光施設の情報が、

大きな写真と細かい説明とともに掲載されていました。


そのパンフレットには、

地域の観光情報がたっぷりと掲載されていて、

全体の半分以上が、

そのホテルに関する内容以外の情報になっていました。


私は聞きました。


「とても立派なパンフレットですね。

当施設の情報も大きく取り上げていただいて

ありがとうございます!地域情報も盛りだくさんで!

このパンフレットを少しいただくことができますか?」


その方は、答えました。


「もちろんです。ぜひ活用してください!

本音を言えば、そうしていただきたいんですよ。」


そしてこう続きました。


「このパンフレットは、できるだけ多くの観光施設さんに

営業宣伝ツールとして使っていただくことを、

ひとつの目的として作っています。

それをしていただけたら、

当ホテルの営業力だけでは及ばない範囲まで、

宣伝させていただけることになりますからね!」



この経験からわかることは・・・


自社の営業力が限られていたとしても、

『社外の人たちを営業スタッフに変える』

それが実行できたら、

数倍の成果につながる可能性があるということです。


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□■ 観光施設 今日の仕事のヒント 
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『営業活動、広報宣伝強化に“社外の力”をもっと活用できないか!?』


“仕事のヒント”にピンと来たら、まず行動!それが未来を創ります。

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★編集後記★
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大変なことを忘れていました。


あぶなく、大切なものを失ってしまうところでした。



これを失っては、悔やんでも悔やみきれません。


仕事にも、私生活にも影響が及びます・・・



さぁ、今日はこれから地元の警察署に行って、

免許証の更新です!


期限ギリギリ。。。。


2015.02.10発行号
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宮内直哉の『1分で読める 観光施設 仕事のヒント』  |Vol.586
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